「こどもたちが巣立って自立したけどわたし夫と2人の生活が苦痛。」
「こどもの世話はなくなっても夫の世話はこれからも続くんだわ。いつ主婦を卒業できるのかしら・・・」
このような悩みを抱えていませんか?
こどもが巣立ってしまったお母さんは今までこどものために一生懸命やってきたことで達成感もありますよね。
しかしそれと同時にこれから夫との生活に違和感や不安を抱く人もいるのではないでしょうか。
現に夫の定年をきっかけに離婚まで考えてしまう主婦もいます。
卒婚という言葉を知っていますか?
当てはまるかチェック
- 離婚も考えたけど離婚はとてもパワーがいると聞くしそこまでする体力も気力もない。
- 別に夫のことがすごく嫌いなわけじゃない
- 夫が定年になって1日中、家にいられることが耐えられない
- もう主婦の仕事から卒業したい
- こどものことを考えると離婚はしたくない
このように考え卒婚という選択をする人が増えています。
でも疑問もありますよね。
- 卒婚するために必要なことは何?
- 生活費は?
- 卒婚したら別居するの?
- 夫に理解してもらうには?
- 卒婚して他に好きな人ができたら?
こんな疑問をひとつずつ解決していきましょう!
卒婚とは
卒婚とは婚姻関係を継続したままで互いに干渉せず自由に生きること
卒婚は主婦業の卒業ともいえます。
卒婚には別居する場合と同居する場合があります。
そもそも「卒婚」という言葉がでたきっかけは杉山由美子さんが書いた著書でした。
この本がでたことで離婚ではなく卒婚という選択をする夫婦が増えたのです。
卒婚したら生活費はどうする?
卒婚するために必要なことはお互いの経済的自立です。
今まで専業主婦だった女性はまず働く職場を見つけるなど経済的に自立することが求められます。
体力的な理由で外に働きに出かけることができない場合「在宅ワーク」するという選択肢もあります。
詳しくは「在宅ワークは専業主婦にこそおすすめ!資格なしでも稼げる8つの方法を紹介」で解説しています。
卒婚準備のために今すぐに始めることが可能なものもあるのでチェックしてみてください。
卒婚は同居でも別居でも食事は別になるため生活費は必要。
しかし長時間働けない理由があり収入があまり見込めない場合は離婚時と同じように財産分与と同額の折半をして生活費を得るという方法もあります。
卒婚したら別居する?同居する?
卒婚には
- 同居しながら卒婚する
- 別居しながら卒婚する
両方のパターンがあります。
同居するパターンでは部屋は別、食事も別だけど必要なときに会話はするし、たまには家族で一緒に外食することもあるのです。
家庭内別居は同じ家に住んでいるけれどお互いになるべく顔を合わさないようにして過ごすという離婚に向かっていくようなネガティブなイメージです。
しかし、同居卒婚は良好な関係を保ったままお互いに好きなように生きようというポジティブな考え方。
また別居の卒婚であっても休日には夫婦で食事をしたりデートにでかけるなどと結婚生活をしていたときよりも仲良くなったという意見も。
適度な距離感がいいんですね!
卒婚のメリット・デメリットは
卒婚にはメリットもデメリットもあります。
卒婚のメリットデメリットをきちんと理解した上で準備するとよいですね。
デメリット
- それぞれ別の生活になるため生活費などの十分なお金が必要
- そのまま離婚になってしまう可能性もある
逆にメリットは3つ。
メリット
- 夫婦関係が改善される可能性がある
- 親やこどもを傷つけずに済む
- 離婚と違いこどもの親権争いがさけられる
卒婚するためにはしっかりと事前に夫婦で話し合い取り決めなどを作っておく必要がありますね。
卒婚を夫に理解してもらうには
卒婚はおもに女性のほうがメリットが大きいですね。
逆に男性にはメリットが少ないと感じる場合が多く、卒婚を提案してもなかなか受け入れてもらえないことも。
夫に卒婚を了承してもらうには
- 夫に趣味を持ってもらうこと
- どちらかに何かあったときにはきちんとお世話をする約束をする
- 経済的負担をかけさせない約束をする
- 夫は仕事の定年があるが主婦の定年がないことを理解してもらう
など夫にもメリットがあること提示していくことが必要となるでしょう。
もし卒婚中に他に好きなひとができたら浮気になる?
卒婚とは婚姻関係を続けながらお互いに自由な暮らしをするというもの。
でも自由な生活の中でお互いに好きな人ができる可能性もありますよね。
法律的に訴えられることもありますので注意しなくてはいけません。
そもそも卒婚するのは親やこどもを傷つけたくないためや世間体を守るという理由もあったはず。
けっきょく、好きな人ができて離婚することになればポジティブな卒婚を選択した意味がなくなってしまいます。
お互いにきちんと卒婚する意味を理解しておく必要がありますね。
最後に卒婚する意味をもう一度考えよう
40代・50代で卒婚したいと思う女性は多いです。
「なぜ卒婚したいと思うのか」じっくりと自分の気持ちを向き合ってみることをおすすめします。
「夫婦になってよかった」とわかるのは「自分が死ぬとき」だと考えます。
いってみればこの人と結婚してよかった・悪かったと決めるのは早すぎるということです。
夫婦であっても価値観がちがったり辛いこともたくさんあります。
そんなときは離婚という選択をせず「卒婚」という選択をして一度お互いのことを見直すきっかけになればよいのではないでしょうか。
卒婚という言葉が流行りだしたきっかけの本。6組の夫婦の卒婚ストーリーが描かれているこちらの本も一度よんでみてから「卒婚」を検討してもよいですね。
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