「車は高い買い物だし、実物を見ずに購入するのはリスキー」と感じている方もいると思います。
「私もネットで現車を見ずに購入するのは怖い…」そう思っていた1人。
しかし、いろんな理由が重なり、インターネットのオンライン商談を利用して購入に至りました!
結論からいうと、中古車をネットで買うならしっかりした販売店を選ぶことが大切です。
ネットで中古車を購入した体験談
私がネットで中古車を購入するに至ったのは、15年ほど乗った愛車にガタが来てしまい限界に近づいたから。
新規登録から13年以上経った車は、自動車税が高くなります。
「そろそろ買い替えなきゃもったいないかもしれない…」と考えて中古車の相場を調べ始めることに。
ネットで中古車を探す
一度、中古車の相場を調べると車の価格がついたネット広告をよく見かけるようになります。
この時点ではインターネットで購入する気はまったくなく、知り合いの整備工場の方にカーオークションで探してもらって購入することしか考えていませんでした。
しかし、私がほしかった中古車はどうやら、人気車のようでなかなか希望の価格では落札できず…
カーセンサーで見積もりを取る
なかなか落札できないままひと月ほど経ちましたが価格は高騰するばかり…
元整備士の夫から「ネットでも見積もり取ってみればいいじゃん」。
その一言で、見積もりだけ取ることにしたんです。
このような不安も抱えながらも、現状を打破するために行動することに!
見積もりはあっけないほど簡単です。
諸経費などを含めたトータルの支払い額が提示されて返信がくるだけで心配はいりません。
何か「質問があれば返信して聞く」という流れとなりますが、その後は特にしつこくメールがくるということはありませんでした。
見積もりを取る際に必ず確認しておきたいこと
実際に見積もりを取ってみてわかったことですが、「修復歴なし」の場合でも、浸水経験がある場合があります。
浸水の場合は「修復歴なし」になるそうなので「浸水があるのか、ないのか」について必ず聞いてみてください。
ネットの方がカーオークションよりも安い!?
カーオークションでは、なかなか良い状態の車が見つからないまま時間だけが経ち…
知り合いの整備工場の方に「ネットではこんな感じなんです…」と見積もりの回答メールを見せると、「こっちのが安いかも」とのこと。
待ち疲れた私は、見積もりの問い合わせをしてから、約2か月も経っているのに見積もり回答に返信。
ダメ元で
すぐに返信が来て
「ございます!」
まだ売れていないことが判明。
高い買い物だから、すぐに売れるものでもないのかと思いながらも…
- 売れない理由には、何か欠損があるんじゃない?
- 問題のある車なんじゃないの?
あらゆる悪い想像が膨らむばかりでした。
オンライン商談に
私が問い合わせた販売店は千葉県にある「(株)ダイキン」という中古車販売店。
そもそも販売店が遠方なので、気軽に足を運ぶことはできません。
まして、県外をまたぐ移動が制限されている時期では到底むずかしかったのです。
そこで、LINE電話の機能使った、オンライン商談という手段で車を見せてもらうことができました。
販売店のLINEのORコードを読み込めば、簡単につながることが可能。
オンライン商談でも担当の方は、顔をしっかりみせてくれて、店内・整備工場なども包み隠さず見せてくれました。
そして、車の傷や装備の使い方などもLINEのオンライン通話で確認。
知り合いの業者もカーオークションでは、「人気車と中古車の相場が上がっている」という理由から2か月も待ち続けてたので、オンラインで見ただけで即決してしまいました。
現金で購入する場合の契約~納車までの流れ (株)ダイキン東金店の場合
もともと現金での購入予定でしたので、ローンの審査などもなく流れはスムーズだったと思います。
ここでは、現金での購入手段に限った流れを記載していますが、ローンの場合はまた違った手続きが必要かと思います。
手付金を払う
まずは他のお客さんが買わないように「手付金」を払うことで、車を抑えておくことになります。
そこで、すぐに5万円を振り込みキープ!
この5万円は、最悪戻ってこなくても仕方ないと腹をくくるしかありませんでした。
ダイキン東金店から書類が届く
そして、手付金を振り込んだ次の日には、ダイキン東金店からレターパックで注文書などの書類が届きました。
入っていたのは…
- 自動車注文書
- 委任状
- 車庫証明取得用紙
- カーセンサー保証申し込み書と規約
- 返信用レターパック2枚
必要書類を揃えて返送
必要書類
- 印鑑証明 2通
- 免許証のコピー
- 実印
書類に押す印鑑は実印です。
そのための印鑑証明書が必要となるため地元の支所で出してもらいました。
ちなみにいわき市の場合は2通で500円。
そして、数日後に警察書から車庫証明を受け取り返信用のレターパックで郵送。
ここまでで、購入金額の三分の一の金額60万円を振り込むように指示されました。
納車日の連絡
そして数日して販売店の担当者さんから「納車日」の連絡がありました。
この時点から約2週間後の納車予定。
「買います!」と言ってから納車までスムーズに行っても3週間ほどはかかりました。
納車は陸送でという話は聞いていたので、すっかりダイキン東金店の担当者さんが来てくれるとおもいきや…提携している業者が行くとのこと。
- 担当の人じゃないの?
- もし、途中で傷とか事故など遭ったら?
- まさか、とんずらしないよね?
という疑問がたくさん湧いてきて心配になりました。
担当者さんに電話して聞いたところ回答は以下でした。
Q1)担当の人じゃないの? | 自分たち営業は県外に出られないので、専属のプロのドライバーにお願いしています。この方はカーオークション会場から引き取ってくるような業者さんのようです。 |
Q2)もし、業者が陸送途中で事故や傷つけてしまったら? | 陸運局で引き渡しですが、LINEのオンライン通話で担当者と傷の場所などを全部確認してからでないと受け取らないでください。 万が一の場合、私どもに言ってください。 |
Q3)まさか、そのまま乗ってとんずらしないよね? | 絶対にないです(笑) |
納車日の3日前には、残りの残金を振り込むように言われましたので「これで後戻りはできない」と思いながらも銀行から振り込みました。
その日のうちに「振り込みの確認が取れました!」と担当者さんからの電話もあり、あとは納車を待つのみ。
納車前日
納車日の連絡の際には、陸送業者の方から前日までに電話がくるという話だったので、ずっと待っていましたが来ず……
夕方、ダイキン東金店の担当者さんに電話して聞いてみると…
もうすでに車は出たので、連絡行くと思いますが…
とのこと。
なんか微妙の空気に不安はMaxに!
納車当日
結局、その日に業者さんからの連絡はなく朝の8時前にダイキン東金の担当者さんから電話が来て「連絡ありましたか?」と聞かれました。
それでは朝一番のナンバー変更登録が終わったら連絡くると思いますのでもう少しお待ちください
とのこと。
不安を抱えながらも、夫と一緒に陸運局まで行く途中でやっと業者さんから連絡がありました。
到着してすぐに車を見つけられて、一安心。
業者さんも普通にいい人だったので、取越し苦労になってよかったとホッしたのを覚えています。
印鑑を押して受け取り完了です。
ここまで10分もかからなかったと思います。
納車後、何度か使い方がわからず、業者の担当者さんに連絡しましたがとても丁寧に教えてくれました。
アフターケアが超重要
数日後には販売店から丁寧なお礼のはがきが送られてきて「わからないことはいつでも聞いていいんだ」と安心したところです。
「何かありましたら遠慮なく聞いてください!」という言葉がとてもありがたく感じ、中古車だからこそアフターサービスって重要なんだと実感しました。
売ったら終わり!ではなく、販売店の担当者さんのその後の対応も重要な部分です。
ネットで中古車を買うリスクを防ぐために
私がネットで中古車を買おうと思えた理由は、販売店のホームページなどを確認して「事故車や修復歴がある車」は販売しないという理念がわかったから。
そこで私が実際に行ったのが、リスクや不安を最低限にすること。
カーセンサーの保証は必ず入っておいたほうが◎
カーセンサー経由で(株)ダイキンから購入したため、カーセンサーの保証に加入することができました。
カーセンサーの保証に入っておけば、近くのディーラーや認証工場で修理を受けることが可能です。
ネットで買うなら最低限、販売店の保証の有無は確認した方がいいでしょう。
新車じゃないので、実際に走行してみないとどこで不具合を感じるかはわかりません。
だからこそ、保証は長く入っておくことがおすすめ。
販売店の口コミをチェック
次に販売店の口コミは必ずチェックしましょう。
私はカーセンサーの口コミをチェックしましたが、もう少したくさんリアルな口コミがあるとよかったなと思い、この記事を書きました。
安心材料を集めよう
ネットで中古車を購入する場合、納車までいかに安心材料があるかがメンタルを安定させるために必要だと感じます。
だからこそ
- わからないことがあったらすぐに聞けるように連絡はすぐ取れるか
- 悪い口コミはないか
- ホームページなどはくまなく見て確認
など行動することが大切。
まとめ:中古車をネット購入なら信用できる販売店を選ぼう
ここまでご紹介した体験談は、あくまで私の場合であり購入する車や販売店によっても変わると思いますので、自分が納得して購入できることが大切です。
納車にしても、自分で引き取りに行けば私のように納車までに余計な心配をしなくて済みます。
しかし今のご時世、他人との接触を最低限避けるのが求められる中では、オンライン商談という手段があってよかったと感じます。
逆に「オンライン商談がなければ、購入には至らなかった」とも思っています。
今回私は、とてもよい販売店に出会えましたが、きちんとお店の評判を見極めることや「信頼できるか」がとても大切だということもわかりました。
結果的によい買い物ができたと感じていますが、やはりネットで中古車を購入するというのは自己責任も伴うと思います。
新車じゃないからこそ確認しなくてはいけないことも多く、精神的にも負担もかかりますから「価格」だけで決めるのはおすすめしません。
販売店の評判やオンライン商談をしっかり利用して納得した上で購入することをおすすめします。
ぜひ参考になれば幸いです。