小さな子どもがいるから避難所ではなく車の中で避難したい。必要なものや車中避難の注意することってなんだろう?
いつ起こるかわからない大地震に水害。
まして新型コロナの影響で避難所にも行きにくい状態だと車中避難という方法を取る人もいます。
そんな状況だからこそ、前もってすぐに車中避難できるように準備しておきたいですね。
私が住んでいる地域は、東日本大震災と令和元年の台風19号で大変な被害がでた地域です。
経験したからこそいえる、今後おこるかもしれない地震や水害などの災害時に車中避難で必要なものをリストにしてまとめました。
「車中避難時に知っておきたい注意点」もあわせてご紹介します。
子どもと一緒の車中避難時に必要なものリスト
子どもがいると荷物や着替えなど必然的に必要なものが多くなります。
それ以外にも車中避難だからこそ必要なものもあります。
リストにしてみました
車中避難で必要なものリスト
- 着圧ソックス
- 携帯トイレ
- 水・保存食
- ランタン
- 毛布・タオルケット
- バスタオル
- サンシェード
- 家族分の着替え
- オムツ・おしりふき
- 液体ミルク
- おもちゃ(絵本や塗り絵)
- 虫よけスプレー
- モバイルバッテリー
- 常備薬・ばんそうこう・消毒液
- カセットコンロ・鍋
- ゴミ袋
とても多いですが、実際に車中避難する場合は長期になる恐れもあるので準備は万全にしておきましょう。
着圧ソックス
着圧ソックスは車中避難だからこその必需品。
車中避難時に気をつけなくてはいけないのが「エコノミークラス症候群」です。
熊本地震でも車中避難していた方がエコノミークラス症候群でお亡くなりになったニュースがありました。
そのため車中避難では下半身に血液がたまらないように着圧ソックスを着用することが大切です。
メンズ用もありますのでご家族分用意しておきましょう。
水
車中避難の時、トイレが心配であまり水分を飲まないようにしてしまいがち。
でも、水分を取らないと血液がドロドロになったり脱水で体調不良になってしまうこともあります。
しっかり水分補給しなくてはいけません。
携帯トイレ
災害時はトイレが不便になり心配になりますよね。
特に子どもがいると仮設トイレに並ぶこともできずに大変。
そんなとき携帯トイレがあれば車中避難でも安心できます。
100円ショップでも携帯トイレは売っていますが1回分で100円。
トイレは何度も行くからこそ、まとめて売っているものがリーズナブルになります。
LEDランタン
夜は暗くなるため当然あかりが必要ですね。
車のルームランプをつけっぱなしにしているとバッテリーが上がってしまう
だからこそランタンが必要になります。
明るいのと暗いのでは精神的にも安心感が変わってきます。
災害時は停電することも考えると電池式のLEDランタンが便利。
毛布・タオルケット
冬場は車の中がとても寒くなります。
冬の雪の中でエンジンをかけっぱなしにして寝ると一酸化炭素中毒になる恐れもあるため寝るときは極寒。
バスタオル
バスタオルやタオルは
- 車の窓に目隠しとしてかける
- シートをフラットにするための隙間に埋める
ために使います。
車の中は思いのほかフラットにできない部分が多いもの。
だからこそ、なるべくシートを倒しバスタオルやタオルで隙間を埋めてフラットすることがコツ。
そして車は窓が多いため人目が気になるからこそ目隠しは必要になります。
サンシェード
サンシェードも目隠しに使います。
主にフロントガラスに貼っておけば暑い日差しも遮ることができて便利。
日頃から車に積んでおくとよいですね。
水・保存食
車の中にいるときも喉は乾くしお腹も空きます。
大人も子どもも食べることができれば元気も出て災害の乗り切るチカラになります。
- お菓子
- カロリーメイトなどのバランス栄養食
- 紙パックのジュース
- 栄養ドリンク
などがあると便利。
家族分の着替え
東日本大震災のとき、津波で家が流されてしまった知人のお話です。
身1つで逃げてきたため、着替える洋服がなくお店も閉まっていてとても不便な思いをしていました。
だからこそ車には家族分の着替えを最低でも2セットずつは用意しておきましょう。
この圧縮袋なら掃除機で空気を吸わずに使えるし、サイズもいろいろ入っていておすすめ。
オムツ・おしりふき
小さな子どもがいるご家庭に必需品なのがオムツとおしりふきですね。
オムツとおしりふきは1セットずつ車に積んでおきましょう。
忘れていけないのが使用後のオムツを入れる袋。
臭わない工夫がされているこの袋も必需品です。
液体ミルク
災害時は断水や停電になることも多々あります。
赤ちゃんには粉ミルクも大切な必需品です。
しかしお湯を沸かしたり哺乳瓶を洗ったり消毒することも大変な状況。
そんなとき便利なのが液体ミルク。
緊急用に備えておいてください。
おもちゃ(絵本や塗り絵など)
基本、子どもはじっとしていられないしすぐ飽きてしまうもの。
雨の日でも子どもが退屈しないように絵本や塗り絵なども用意してあげたいですね。
車の中はせまい空間でストレスの溜まりやすいからこそ工夫も大切です。
虫よけスプレー
夏場の車中避難の場合は特にですが、蚊や虫との戦いになります。
虫よけスプレーはかならず用意しておきましょう。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリ―は車中避難でなくても必要。
車から充電できるものも売っていますが、バッテリー上がりのことも考えたらモバイルバッテリーが必須。
車中避難なら万が一、バッテリー上がりのときにも対処できるジャンプスターターとモバイルバッテリーが一緒になっているものがおすすめ。
常備薬・救急箱
災害時に困るのが
- 薬
- 消毒液
- 湿布
- ばんそうこう
- 体温計
などの救急箱。
頭痛でどうにもならないときにも自分がいつも使ってるものなら安心です。
カセットコンロ・鍋
カセットコンロは自宅避難時にも役立つアイテム。
停電のときにお湯を沸かしたりできるし、調理もできます。
そして鍋がひとつあればお湯も沸かせるし、レトルト食品の湯せんもでるし何かと使い勝手がいいんです。
このカセットコンロならカバーついているので持ち運びもしやすいですね。
ゴミ袋
ゴミ袋は、使用済みの着替えを入れたり生ごみや汚物を入れたりするのにも必要なもの。
100円ショップで色付きのゴミ袋も売っていますので1つ入れておくと便利です。
ラジオ
災害時の情報は地域のコミュニティラジオがとても強い味方です。
スマホや車のラジオなどで代用できると考えますが、
停電が長引くと携帯基地局も機能しなくなる可能性があるためスマホで情報が得られない可能性も
そんなときにソーラーで充電できるラジオを1つ持っていると安心です。
車中避難は長期になることも考慮する
例えば自宅で大地震を経験してしまうと、小さい子どもは「自宅が怖くて帰りたくない」と精神的に不安定になってしまうことも!
子どもにとっても、大人でもトラウマになってしまうことがあり車中避難が長引くことも考えなくてはいけません。
前もってそのようなことも考えつつ、しっかりと準備しておけばいざというときに後悔することなく乗り切れますよね。
小さい子どもを連れての避難所はつらい
小さい子どもが連れての避難はとても大変です。
避難所には幅広い年代の人が一気に集まるため子育て中の騒がしさに理解してくれる人ばかりではありません。
災害時は、みな自分のことで精いっぱいで余裕がないため子どもが騒いだりすることを嫌がる人もいるのが事実。
災害時の避難は
- 避難所
- 自宅避難(2階など)
- 車中避難
- 親戚・知人宅に避難
という方法になります。
自宅避難がむずかしい場合、避難所も親戚や知人宅に避難するのも気を使うからと車中避難する人も多いです。
だからこそ、車中避難の時に知っておきたい注意点があります。
車中避難のときの注意点
車中避難で知っておくべき注意点は「エコノミークラス症候群」です。
【エコノミークラス症候群とは】
食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。厚生労働省HPより引用
他にも
- 脱水
- 車外からの目
- 暑さや寒さ対策
など気にしなくてはいけないことが山ほどあります。
特にエコノミークラス症候群になるリスクが高い人は車中避難はしないほうが賢明です。
まとめ:子どもと一緒の車中避難は準備を万全に
コロナウィルス感染症の心配でこれから起こるかもしれない災害時には車中避難する人も多くなる可能性が高いです。
車中避難のポイント
- 子どものオムツや着替え・液体ミルクなどは多めに準備する
- 子どもが退屈しない工夫も考えておく
- 車中避難は長期になる可能性も考えて準備を
- エコノミークラス症候群の対策は万全に
自宅避難や親せき知人宅への避難などができない場合、避難所や車中避難になりそれぞれ必要なグッズも変わってきます。
ここに挙げたもの以外でも、100円ショップでそろえる防災グッズもチェックしておいてください。
防災グッズリスト保存版!100均で集めるアイテムまとめ【2021】
続きを見る
東日本大震災の時、自宅避難していた私の体験談もあわせて読んでみてください。
【経験談】災害のときに必ず備えておきたいものまとめ!いまできることをしよう!
続きを見る